東京都心にある、完全地下の居室の、リノベーションプロジェクト。地下居住の新しい形を発信する拠点として、「地下室内に誂えられた縁側空間」をデザインしました。
来客は縁側(=段差)に自由に座り、イベントやワークショップを展開していきます。
地下は、多くの可能性を秘めた居住空間だと言えます。熱環境、湿度環境は、過酷な東京の気候条件において、シェルターとも言える空間でしょう。そこに、壁面緑化、質の高い光、適度な気積(空気のボリューム感)を加えて行くことで、「暗い地下室」からは一線を画した空間としています。
用途が規定されない空間を実現するため、家具、キッチンは可動かつ可変な設えとしました。
長年建築の教育現場で新しい空間価値を提唱してこられたお施主様の、これからの未来の活動拠点となりますように。
相鉄線の高架下空間に誕生した「カウンタービストロ」のインテリア設計。
このお店が「食xワインを通して地域とつながる場としたい」というオーナーの意向を汲み、大きなコの字型カウンターを中心に据え、人と人が近い距離で繋がり、自然と活気が生まれるレイアウト計画としています。...
祖父母世帯が居住されていた空間を受け継ぎ、次世代の暮らしに添わせて行ったリノベーションです。
元の空間を特徴づけていた額長押や建具を活かしながら、そこに新しい色と質感を重ね、マテリアルは経年変化を味わえる自然素材を採用することで新旧の素材が融合し、既存を活かすリノベーションとなりました。
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築40年 ヴィンテージマンションのリノベーション
L型の平面形に4面ぐるっとまわるバルコニー、窓からは大きな銀杏の樹を望む、というもともとの恵まれた環境を活かし、それらの環境要素を室内に積極的に取り込むことを考えました。...